OGA FIRE DEPT RESCUE SQUAD
当消防本部管内は、男鹿国定公園や大潟ジオパークを有する県内有数の観光地です。広大な自然を目当てに、釣り人やツーリング、寒風山でのパラグライダーをはじめとするレジャー体験など多くの観光客で賑わいます。
我々救助隊員はこうしたレジャーによる事故はもちろんのこと、交通事故や火災、遭難、自然災害などあらゆる状況下で救助活動を行うチームです。救助隊員総勢21名が管内での人命救助に備え、日々訓練をしています。
救助隊腕章を紹介
当消防本部の救助隊腕章です。救助に欠かせないロープとハシゴ、主に火災現場で使用するとび口、男鹿市を代表する花であるつばきが描かれたデザインとなっています。消防長から辞令を受けた救助隊員のみ、身に着けることができます。
災害現場救助訓練
災害現場は、時としてハシゴを使用しなければ行けない高所であったり、何十メートルもロープで降下しなければたどり着けない場所で救助要請が来たりします。こうした過酷な現場でも対応できるように、様々な環境を想定して訓練を行っています。
消防救助技術大会に向けた訓練
毎年7月上旬に秋田県消防学校で行われる、消防救助技術秋田県大会を勝ち抜くため、4月から7月にかけて大会に向けた訓練を行っています。脇本にある東分署で訓練しています。私たちが参加している種目を紹介します。
ーロープブリッジ渡過ー
水平に展張された20mのロープを、往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過をし、その速さを競う訓練です。
ーロープブリッジ救出ー
要救助者を含む4人1組がチームとなり、水平に展張された20mのロープを、2名がチロリアン渡過して対岸の塔に進入し、要救助者を救出。その後脱出するまでの速さと安全性を競う訓練です。
ー引揚救助ー
要救助者を含む5人1組がチームとなり、2名が空気呼吸器を着装して塔上から塔下に降下。その後要救助者を搬送し、塔上へ救出したのち、ロープ登はんで脱出するまでの速さと安全性を競う訓練です。