5月(東分署)

寒風山探訪

新年度が始まり早くも2か月が経ちました。私たち東分署も職員が半数ほど入れ替わりましたが、いろいろな災害に対応すべく頑張っています。

さて、今回は知っているようで意外に知らない男鹿のシンボルマウンテン寒風山の見どころについて紹介したいと思います。
寒風山は日本海に突き出た男鹿半島の付け根に位置し、標高は355m。 山全体が芝生に覆われていて、実は火山です。
山頂に立つと3つの火口(第一火口・第二火口・妻恋峠火口)を見下ろすことができます。

寒風山山頂

寒風山山頂に行くには駐車場で車をとめ、この上り階段を5分ほど歩かなければなりません。運動不足の方は息が切れるかもしれません

山頂に到着しました(ゼエゼエ)。
山頂からの眺めは遮るものがなく絶景です。眼下には大潟村や、男鹿市から秋田市に向かう美しい海岸線を見ることができます。
寒風山から見える街並みや雄大な海は時の経つのを忘れさせます。

回転展望台

山頂には回転展望台があります。
床が13分かけてぐるっと一回転するため360度のパノラマを楽しめます。

火口

山頂からは3つの火口を見ることができます。

板場の台にある第一火口です

姫ヶ岳にある第二火口です

妻恋峠駐車場の上方にある妻恋峠火口です

風穴

第二火口のすり鉢状の底のあたりはかつて大蛇が住んでいたといわれる「古玉ノ池」と呼ばれる池があります。そのすぐ近くに風穴があります。

風穴とは洞窟の一種で洞窟内外の温度差や気圧差が原因となってその出入り口から涼風が噴き出すところです。
(ブルッ)寒い。

鬼の隠れ里

鬼の隠れ里は大きな岩を積み上げたピラミッドのような形をしており、鬼が石を積み重ねて岩山を作り隠れ住んだと伝えられることからこう呼ばれています。
実際には火山活動により地下から粘り気の強い溶岩がゆっくりと地上に押し上げられそのまま柱状に伸びあがり、それが崩れてできたものと考えられているそうです。ひとつひとつの岩が大きく、全体はとても巨大です。

鬼の隠れ里の端のほうに常に水があり、涸れることのないといわれる「弘法大師の硯石」と呼ばれる巨石があります。
3日ほど雨が降っていなかったこの日も「弘法大師の硯石」には水が満ちていました。
不思議ですね~。

最後に

まだまだ尽きることのない寒風山の魅力ですが、今度は皆さんが実際に来て体験してはいかがですか?寒風山を車でドライブするのもいいですし、車を降りて散策するのは気持ちよくてさらにいいと思います。新たな魅力が発見できるでしょう。
また、ちょっと足を延ばすと男鹿には面白いところがいろいろあります。
先日、男鹿水族館GAOで生まれたホッキョクグマの赤ちゃんも、愛らしくて、見ていて飽きることがありません。

男鹿水族館GAOのHPはこちら!!

新型コロナウイルスの感染状況はまだまだ予断を許さない状態ですので、お出かけの際は対策をしっかりと行うことをお勧めします。
寒風山の麓にある私たちの東分署も新型コロナウイルス対策を万全にして毎日の業務や訓練に頑張っています。これからも私たち東分署をよろしくお願いします。

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