周産期救急研修を実施

病院前の周産期救急を学びました

 令和5年10月4日(水)秋田市のクリニックの助産師を講師にお招きして周産期救急研修を実施しました。病院外、救急車内での分娩に関する助言や妊娠、出産に関する講義、訓練人形を使用しての分娩介助をご指導していただきました。

講義や実技講習の様子

研修会の前半は実際に救急隊が経験した症例への助言や妊娠、出産の基本的な知識をご講義頂きました。病院外での分娩介助法や母親へのサポート方法など大変参考になるものばかりでした。

研修会後半は訓練人形やストレッチャーを使用して訓練を行いました。母親への声掛けや分娩時の新生児の動き、それに対する処置を学びました。講師の方に実際の救急現場を再現していただき緊張感がある中で充実した訓練を行うことができました。

おわりに

 男鹿地区消防管内には産科対応の医療機関がありません。救急車での搬送は長距離となり時間もかかるため救急車内での分娩も十分に考えられます。母親と産まれてくる新生児の命を守るために、妊娠、出産の知識やスキルを習得し、継続的な研修に努めてまいります。

コメント

  1. 鈴木洋子 より:

    はじめまして。介護施設勤務の看護師をしています由利本荘市在住鈴木と申します!

    男鹿地区には産科対応の医療機関ないのですね(>人<;)
    それだとやはり救急隊さんも知識もっておかないと、搬送先まで何かあれば大変ですものね。

    研修で知識を学んでいただいていて、地域の妊婦さんは、どんなにか心強いかと思います!
    日々訓練や研修、お疲れ様さまです!
    そしてまたコロナも全国的に増えてまいりました^^;
    同じく医療従事者として、お互いに体調気をつけて、頑張りましょう!

    • 男鹿地区消防本部 救急課 より:

      鈴木様、救急隊員に対して、温かいお言葉をいただきありがとうございます。
      少ない経験値を補うため、実践的な教育は重要だと考えています。
      また、男鹿市の「男鹿市ママ・サポート119事業」に相互協力し、出産を控えた妊婦の不安解消につなげる取り組みにも対応しています。
      お互い、健康に留意して頑張りましょう。