協議会設立の経緯
消防は、近年の災害の大規模化や住民ニーズの多様化など、取り巻く環境の変化に的確に対応し、住民の生命、身体及び財産等を守る責務を果たしていく必要があります。
しかしながら、管轄人口10万未満又は消防吏員数100名以下の小規模消防本部においては、一般的に財政基盤や人員、施設、装備等の面で十分ではなく、高度な消防サービスの提供に課題がある状況となっております。
このため、国では、市町村の消防広域化を推進するため、平成18年6月に消防組織法の改正を行い、同年7月に「市町村の消防広域化に関する基本指針」を定めています。
秋田県においては、平成20年3月に「秋田県消防広域化推進計画」を策定し、現在まで三度の計画再策定を経ながら、市町村の自主的な消防広域化の推進に対して、積極的な支援と働きかけを行っている状況です。
これを受け、男鹿地区消防本部と湖東地区消防本部を構成する、男鹿市・潟上市・八郎潟町・井川町・大潟村は、令和4年度から消防広域化に向けた協議を開始し、令和6年7月1日に、消防広域化のための任意協議会である「男鹿・湖東地区消防広域化協議会」を設置しました。